CDP — Creative Design Process

Small Big Bang / CDP — Creative Design Process

CDP(クリエイティブデザインプロセス)について

ABOUT Creative Design Process

何かをゼロから生み出すとき、

それは誰の何のために作られるものなのかという“意図”を無視できなくなる。
情報設計であるデザインもまた然り。
何かのために作られるという意図が、必ず付いて回る。

人は何かに対峙したとき、それがたとえ全く無意味なものであっても、その意図を解明しようとする生き物である。超自然現象への一般の関心が良い例だ。ゼロからモノコトを生み出すときだけでなく、既に生まれたものに対しても、時として意図は生まれてしまう。

故に夢のないことを言うようだが、「ただそこに在る」というような、何の意図にも縛られず究極に自由なものは、私たち人類には創作不可能なのかもしれない。あるいは 地球上にも、また過去も未来にも、存在し得ないだろう。

しかしだからこそ我々は、「鳥かごから解き放たれたい」という希望を持っている。この3次元世界の中で制限を与えられているからこそ、「創造性」という自由を手に入れることができたのだ。

「解き放つこと」を制限された 環境から「解き放たれたい」と願う、その衝動。湧き上がるエネルギー。
クリエイティブは、そこに存在している。

これは業界において、クライアントの要望や 上司からの指示といった、制限のある状況において解放される、クリエイターの強い創造性に比喩することができるだろう。

私は、この創造性を最も効果的に発揮するための 最善の方法を見つけようと研究してきたが、20年あまり、あらゆる論理や思考が私の頭の中にバラバラに点在していた。
しかし自身の経験を通しながら、何度も増幅と減衰を繰り返し、
この度、私は温めてきたそれらバラバラのパズルのピースをまとめ上げ、
ついにひとつのメソッドへと昇華させることができた。

私はそれをCDP(クリエイティブデザインプロセス)と呼ぼうと思う。

CDPは、クライアント、エンドユーザー、デザイナーの三者に影響を与え、より機能するデザイン、質の高いクリエイティビティの体験を、余すところなく届けることが可能となる。

それは時に、想いを込め過ぎて 広告予算を捻出できない商品の 販売数に貢献し、クリエイター自身のワークスタイルや人生観に変革を与え、企業そのものの在り方を再考させ、業界のシェアさえも揺るがす威力を生み出すことができるだろう。

誰でもデザインの技術を習得でき、誰もが安くデザインを手に入れられる時代、デザイナーでなくてもアプリを使って簡単にクリエイティブができ、AIがデザインを行う時代、
そんな時代の扉がもう開いてしまった。

日本におけるクリエイティブ業界全体の品質が懸念される今、
表面的で装飾的にカッコよければ、おしゃれであれば、見栄えがよければ、
それはデザインでありアートワークであるという勘違いから抜け出し、
クリエイティブに内在する本当の意義とそれがもたらす恩恵、
そしてクリエイターたちが自分を犠牲にしない健康的な働き方を
一人でも多く伝え広めるために、私が投下する愛の爆弾のひとつとして
私はこのCDPを提唱する。

CDPは大きく4つの階層から成り立つ。

第1階層

Appleの創業者、故スティーブジョブズ氏から生まれ、
今ではスタンフォード大学で教えられている「デザイン思考メソッド」である。
Googleなど名だたるIT企業が社員研修として活用するイノベーション創出法で、
共感、定義、アイデア創出、プロトタイピング、テスト
という5つのステップを回していくことでイノベーティブなアイデアを形にしていくというもの。
イノベーションの聖地シリコンバレーから生まれたこの思考法を、
日本人独自の目線からさらなる境地に進化させられると信じ、
研究をし続け、ついに私はそのひとつの答えを導き出した。

第2階層

私自身が身をもって実験を続けてきた中で生まれた
レイヤー構造のゼロイチプロセスである。
主にクリエイティブの現場で活用する、
ヒアリングからアウトプット、プレゼンテーションまでの一連の流れを
3レイヤーに分けその中心をコンセプトが貫くという
コンセプトドリブンのデザインメソッドである。

第3階層

TEDトークで名を残したことで有名なアメリカ人作家のサイモンシネック氏が提唱した
「ゴールデンサークル理論」。
歴代の偉大なリーダーたちが功績を残してきた裏にはある共通項があった。
それは、彼らが自分たちの「Why = Purpose 存在する意義」について明確な答えを持っていたということだ。
自分たちはどんな信念を持っているか、自らの存在理由とはなにか、生きがいとはなにか、
そこを掘り下げる「WHYなぜ」という問いこそが
生み出すクリエイティビティに大きな影響を及ぼす。
私はそのゴールデンサークルを如何にクリエイティブの現場に落とし込めるかを解き明かした。

そして第4階層

私自身が実験を行ってきた中で生まれた思考法「サプライズ思考」である。
誰もが経験をしたことがあるかもしれない、親しい人へプレゼントをするときのサプライズ。
人はサプライズを行う際にある種の緊張感を伴い、サプライズを成功させるために
贈り物を贈る相手のことを調べ、共感し、喜んでもらうためには
普段以上の努力をし、普段は行うことのないような選択や、それらに付随するアイデアを生み出す。
それら複雑に絡み合う感情や思考のハーモニックスを論理的に分解し、
いかにクリエイティブの現場で応用できるかを解き、思考法へと昇華させたものだ。

以上がCDPを構成する4つの階層となるが、ここですべてをお見せするのは割愛する。
ただ、知りたいと行動するあなたに伝える準備は、もうできている。

すべてが合わさりCDPが実現したとき、それは従来のクリエイティブの概念を超える。

そこで納品されるのは、単なる装飾物ではなく、現象だ。

小さなビックバンとも呼びたくなるような新たな世界の誕生とその高揚感や感動、そして “覚醒/Awakening” とさえ呼べる変化が、デザインやブランディングという枠を飛び越えて生み出される。
そしてそれは、クライアント、エンドユーザー、クリエイターの三者にとってかけがえのないものを もたらし、経済的な効果さえも 引き寄せるものとなるだろう。

そして そのとき クリエイターは、当事者として、生みの親として、感じるはずだ。
湧き上がるエネルギーによる、クリエイティブの純粋な喜びと、圧倒的な自身の存在意義を。

そしてそれこそが、CDPの目指す、理想的な姿である。